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放射線治療 部位別分類

放射線治療は、手術や化学療法と共にがん治療の3本柱として、がんを完治させる治療から苦痛の改善まで幅広く活用されています。
当院は、安心して治療を受けていただけるよう、装置の精度管理を行い、最大限の治療効果が得られるよう努力しています。

放射線治療を実施した患者数と部位を示しています。

患者数
平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
頭頸部 6 6 13 11 5 15
脳・髄膜・脳神経 42 56 42 55 38 63
眼及び付属器 0 3 0 0 1 1
肺・気管・縦隔 43 23 39 29 32 37
乳房 39 19 15 23 3 9
食道 0 3 1 6 1 1
消化管(食道を除く) 8 5 8 11 5 7
肝・胆・膵 1 0 1 2 2 1
泌尿器系腫瘍 28 35 37 39 40 42
婦人科腫瘍 2 0 2 3 1 1
造血器・リンパ系腫瘍 23 27 21 26 13 19
造血系及び細綱内皮系 0 0 1 0 0 0
骨(四肢・肩甲骨) 5 10 13 9 9 13
骨(その他) 50 55 43 38 63 62
軟部組織 1 4 1 1 0 0
皮膚 0 1 1 2 1 4
その他 1 5 10 11 7 0
原発不明 0 0 0 0 0 4
合計 249 252 248 266 221 279
備考
頭部定位 33 28 24 33 21 41
体幹部定位 4 4 6 4 13 4
IMRT (強度変調 放射線治療) 21 26 33 41 56 75
内用療法(131ヨード) 1 1 2 4 2 5
内用療法 (223塩化 ラジウム) 14 17 13 4 17 22

(注)複数部位照射した場合は複数カウントしていますが、 骨は複数箇所照射しても、1人とカウントしています。

コメント

2021年11月より、新しい放射線治療装置が稼働し、より高精度な放射線治療を提供することが可能になりました。頭頸部定位放射線治療専用ソリューションである「HyperArc」が導入され、より早くより安全に脳定位放射線治療を受けていただくことができるようになっています。また、光学式位置情報監視システムである「alignRT」も併せて導入され、被ばくを伴うことなく患者様の位置合わせおよび位置の監視ができるようになっています。強度変調放射線治療(IMRT)の実施数も増加し、肺をはじめ、様々な部位に対してIMRTを提供しています。放射線治療全件数に対する高精度放射線治療の割合も5割を超え、より多くの症例に対してより良い放射線治療を提供できるように努めています。