脳神経外科では脳神経外科一般(頭部外傷、脳血管障害、脳腫瘍など)を診療しています。
脳神経外科部長 新野 清人
外来は毎日(月:畠田・本藤、火:田村・畠田、水:影治・亘、木:新野、金:新野・亘)午前、午後1名の医師が脳神経外科全般を対象に診療を行っています。救急患者にも24時間対応しています。
病棟は経験を積んだ専門医が指導医となって研修医とともにチームを組んで治療にあたっています。現在、脳神経外科学会専門医の有資格者は3名(常勤医)です。
脳卒中(くも膜下出血、高血圧性脳出血、脳梗塞)の診療では、脳卒中専門医2名(新野、田村)およびの脳血管内治療専門医2名(田村、亘)が中心に日本及び国際的なガイドラインに沿って診療を行っています。
脳卒中(くも膜下出血、高血圧性脳出血、脳梗塞、内頸動脈狭窄症)重傷頭部外傷、脳腫瘍
機能的脳神経外科(顔面痙攣、三叉神経痛に対する手術)など
血管内手術(脳動脈瘤コイル塞栓術、頚動脈ステント留置術、急性期血栓回収術など)
1.脳動脈瘤、高血圧性脳出血、急性期脳梗塞の治療
2.重症頭部外傷
3.脳腫瘍など
令和2年度の入院症例件数は453例で、総手術件数は199件でした。
CT検査は当日対応できます。MRI、MRA、3DーCTA、脳波、SPECTなどは予約です。
CT、MRI、MRA、DSA、脳波、エコー、SPECTなど
脳神経外科の主な検査に24時間体制で対応できます。MRIの拡散強調画像も対応しています。
・脳血管撮影検査(新規DSA装置2021.3~)
令和3年1月25日より当院ではPHILIPS社製の最新機種である脳血管撮影装置Azurion7 B20/15が導入されました。血管撮影装置とは、カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、造影剤を注入して血管の状態を撮影する、いわゆる『カテーテル検査・治療』を行う装置です。脳血管領域のカテーテル治療(脳血管内治療)では脳動脈瘤や脳動静脈奇形、脳腫瘍(栄養血管)などに対する塞栓術や、超急性期脳梗塞(主幹動脈閉塞)に対する血管再開通療法、頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術などの治療を行っています。非常に繊細な手技を必要としますが新規導入装置では2方向からの同時撮影・透視が可能となりさらに安全に治療が行えるようになりました。それに加えて最新のテクノロジーで放射線被ばくも低減し患者様への負担も少なくなっています。
基本的な神経学的診察法、CT、MRI、DSA、エコー、脳波などの検査の読影。DSAや開頭手術などの手技の習熟
現在診療科で重点的に診療を行っている疾患、治療方法、検査方法