耳鼻咽喉科では耳、鼻、口腔、咽喉頭(のど)、頸部、簡単に言いますと、鎖骨から上の領域で脳と目と歯を除く領域を扱います。
当院が急性期病院であるため、急性期疾患が多いのが特徴です。
常勤医3名で、月~金曜日まで診療を行っています。
充分なインフォームドコンセントを得て、患者さんに本当に喜んで頂ける治療をめざしております。外来でできる治療は外来で行い、できるだけ入院期間が短くなるようにしています。
副鼻腔炎に対しては、手術は基本的に内視鏡手術を行っています。喉頭麻痺に対する音声改善手術も積極的に行うようにしています。
睡眠時無呼吸症候群に対しては、在宅での簡易検査、入院でのフルポリグラフィー検査を行っています。CPAPを導入する際に必ず鼻腔通気度のチェックを行い、鼻腔通気の悪い症例では鼻腔通気改善手術を先行させるようにしています。
めまい症例では積極的な離床をすすめ、良性発作性頭位めまい症では理学療法を推進しています。
疾患を原因別に分けますと、炎症性疾患(中耳炎、鼻副鼻腔炎、扁桃炎など)、アレルギー疾患(アレルギー性鼻炎、喉頭アレルギーなど)、腫瘍、神経疾患(顔面神経麻痺、嚥下障害など)、感覚器疾患(めまい、難聴、嗅覚障害、味覚障害など)、その他(睡眠時無呼吸症候群、鼻出血など)など多岐に渡ります。
受診当日に行う検査として、各種単純レントゲン、聴力検査、ティンパノメトリー、あぶみ骨筋反射、一次平衡機能検査、静脈性嗅覚検査、耳下腺造影、唾液線機能検査、頸部エコー、鼻汁好酸球検査、単純CTなどです。
予約する検査としては、造影CT、MRI、顔面筋電図、二次平衡機能検査、エコー下針生検、ABR、簡易睡眠ポリグラフ検査などがあります。
研修期間中における学会、研究会、勉強会に積極的に参加し、最新の知見を身につけるようにしていただきます。
特に、急性期病院の特色をいかし、日常の救急外来で遭遇する頻度の高い疾患の実地を経験してもらい、プライマリーケアにも大いに役立つことができます。
毎週月曜日に手術症例のカンファレンス、毎週金曜日に入院患者のカンファレンスをしています。希望があれば毎週火曜日に行われる徳島大学耳鼻咽喉科学教室の抄読会にも参加することができます。
世界的に認められた標準治療を行うようにしております。