脳神経外科では脳神経外科一般(頭部外傷、脳血管障害、脳腫瘍など)を診療しています。
脳神経外科部長 兼松 康久
外来は毎日脳神経外科専門医が脳神経外科全般を対象に診療を行っています。救急患者にも24時間対応しています。
病棟は経験を積んだ専門医が指導医となって研修医とともにチームを組んで治療にあたっています。現在、脳神経外科学会専門医の有資格者は4名(常勤医)、指導医は3名です。
脳卒中(くも膜下出血、高血圧性脳出血、脳梗塞)の診療では、6名の脳卒中専門医及び4名の脳血管内治療専門医が中心となり、日本及び国際的なガイドラインに沿って最先端の診療を行っています。
脳卒中(くも膜下出血、高血圧性脳出血、脳梗塞、内頸動脈狭窄症)、重傷頭部外傷、脳腫瘍
血管内手術(脳動脈瘤コイル塞栓術、難治性動脈瘤に対するフローダイバーター留置術、頚動脈ステント留置術、急性期血栓回収術など)
1.脳動脈瘤、高血圧性脳出血、急性期脳梗塞の治療
2.重症頭部外傷
3.脳腫瘍など
近年の入院症例件数は約500例で、総手術件数は約200件です。
CT検査は当日対応できます。MRI、MRA、3DーCTA、脳波、SPECTなどは予約です。
CT、MRI、MRA、脳血管撮影(DSA)、脳波、エコー、脳血流検査(DSA)など
脳神経外科の主な検査に24時間体制で対応できます。MRIの拡散強調画像も対応しています。
・最新脳血管撮影検査
当院ではPHILIPS社製の最新機種である脳血管撮影装置Azurion7 B20/15を導入しています。血管撮影装置とは、カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入し、造影剤を注入して血管の状態を撮影する、いわゆる『カテーテル検査・治療』を行う装置です。脳血管領域のカテーテル治療(脳血管内治療)では脳動脈瘤や脳動静脈奇形、脳腫瘍(栄養血管)などに対する塞栓術や、超急性期脳梗塞(主幹動脈閉塞)に対する血管再開通療法、頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術などの治療を行っています。また、難治性動脈瘤に対しフローダイバーターステント留置術を行い根治をはかっています。非常に繊細な手技を必要としますが新規導入装置によりさらに安全に治療が行えるようになりました。それに加えて最新のテクノロジーで放射線被ばくも低減し患者様への負担も少なくなっています。
基本的な神経学的診察法、CT、MRI、DSA、エコー、脳波などの検査の読影。DSAや開頭手術などの手技の習熟。
個人の能力に応じて、顕微鏡を用いた治療や血管内治療も行ってもらっています。
現在診療科で重点的に診療を行っている疾患、治療方法、検査方法