当科では、造血器悪性腫瘍を主体とした血液疾患全般の診療にあたっています。自家末梢血幹細胞移植を行っていますが、
骨髄移植、臍帯血移植などの同種造血幹細胞移植治療を要する症例は、徳島大学病院や徳島赤十字病院と連携し行っています。
外来は、5名の常勤医師で、月曜日から金曜日まで連日診療にあたっています。曜日担当医は、ホームページの外来診療スケジュールをご参照下さい。
病棟では、臨床診療経験が豊富な専門医が指導医となって、研修医とともにチームを組んで診療にあたっております。
急性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、慢性骨髄性白血病、多血症、特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、血友病、von Willebrand病、先天性血栓性素因など
造血器悪性腫瘍の治療は、化学療法が中心となりますが、分子標的薬剤を含む新規の抗がん剤の登場により、その治療成績は著しく向上しています。しかし、治療期間が長期にわたるため、患者さんおよび御家族にとっては精神的に大きな負担がかかります。80歳を超える高齢の患者さんも多く、病状、治療内容について懇切丁寧に説明し、十分な御理解・御納得頂いた上で治療を行っております。また、治療には他の診療科の協力が必要不可欠であり。各専門スタッフと連携をとりながら最適な治療を提供いたします。
疾患別入院患者数 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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急性白血病 | 54 | 52 | 94 | 63 | 107 |
骨髄異形成症候群 | 62 | 73 | 59 | 53 | 68 |
悪性リンパ腫 | 361 | 353 | 324 | 286 | 276 |
多発性骨髄腫 | 32 | 30 | 39 | 40 | 32 |
再生不良性貧血 | 7 | 6 | 4 | ||
その他の血液、造血器、免疫疾患 | 33 | 15 | 22 | 13 | 27 |
合計 | 556 | 535 | 538 | 455 | 518 |
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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急性白血病 | 39 | 41 | 33 | 16 | 27 |
骨髄異形成症候群 | 61 | 61 | 24 | 31 | 26 |
慢性骨髄性白血病 | 13 | 15 | 7 | 7 | 9 |
骨髄線維症 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 |
悪性リンパ腫 | 175 | 191 | 114 | 95 | 90 |
多発性骨髄腫 | 48 | 40 | 28 | 18 | 20 |
鉄欠乏性貧血 | 97 | 78 | 53 | 32 | 50 |
再生不良性貧血 | 12 | 15 | 2 | 4 | 5 |
悪性貧血 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
多血症 | 2 | 7 | 1 | 3 | 2 |
特発性血小板減少性紫斑病 | 20 | 22 | 11 | 19 | 13 |
その他の血液、造血器、免疫疾患 | 15 | 63 | 320 | 262 | 299 |
合計 | 482 | 534 | 593 | 489 | 547 |