血液は体重の約8%を占め、赤血球、白血球、血小板等の血球成分と血漿成分からなっています。
赤血球や白血球の数を測ったり、血液をガラスに薄く塗抹して染色し、顕微鏡で見たりすることによって、貧血や血液の病気(白血病等)を調べています。
出血してから血が止まるまでの間に、人の体内ではいろいろな因子が作用しています。この因子を調べる事によって、出血傾向をきたす疾患の原因をつきとめます。
血球は骨髄で造られていますが、血液造血器疾患が疑われるときは、骨髄穿刺を行って異常細胞の有無や正常に機能しているかどうかを調べます。
LE細胞、網状赤血球、血小板凝集能、酸性フォスファターゼ染色、アルカリフォスファターゼ染色などの特殊染色も行っています。