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災害医療センター

当院は、徳島県が指定した災害拠点病院であり、基幹災害拠点病院でもあります。
災害拠点病院とは「災害時に医療救護活動の拠点となる医療機関」のことを言い、自然災害をはじめとして人的災害、特殊災害などの非常事態に備えています。
そのために、院内での災害対応や他病院と連携を重視した訓練を行っています。
当院にはDMAT、DPATといった災害に特化した医療チームも有しており、他地域で災害が発生した際は、直ちにスタッフを派遣し、支援できる体制をとっています。

※自然災害:地震、台風、津波、竜巻、洪水、高潮など
 人的災害:交通事故(例:バスの横転)、火災など
 特殊災害:化学兵器、生物兵器、放射性物資など
※DMAT(Disaster Medical Assistance Team):災害派遣医療チーム
 DPAT(Disaster Psychiatric Assistance Team):災害派遣精神医療チーム
※基幹災害拠点病院:災害拠点病院の機能を有するほかに、県下全域の災害拠点病院の機能を強化するための訓練・研修機能を有する病院です

運営体制

組織体制

災害医療センター長を中心とし、院内の医師、看護師、医療技術局員、薬剤師、事務など多職種が集まり、センターを構成しています。災害医療センターの直下には,災害対策検討委員会とDMAT・DPATがあり専門性を持った活動が行えるようになっています

災害医療センター組織図
災害医療センター
災害医療センター
※災害時における災害対策本部組織図

活動内容

  • (1) 災害医療センター会議の実施《月1回》
  • (2) 災害対策検討委員会の実施《月1回》
  • (3) DMAT会の開催《月1回》
  • (4) 訓練の計画、実施、評価《年2回》
    • 多数傷病者受入れ訓練、浸水訓練(避難誘導訓練)、除染訓練(NBC訓練)、図上訓練など
    • 他部門との合同訓練(アウトブレイク訓練、サイバー攻撃時の対応訓練など)
  • (5) MZ(メディカルゾーン)合同訓練:徳島大学病院との合同訓練

※浸水訓練(2024年1月20日)
近年、多様な自然災害に見舞われる中、河川の氾濫について学び、考える機会となりました。院内114名に参加を頂き、吉野川河川の氾濫を想定し、浸水マニュアル、院内の図面を用いて訓練を実施しました。

浸水訓練
浸水訓練

※多数傷病者受け入れ訓練(2023年9月30日)
 病院職員以外に看護学生さんにも傷病者役として参加していただき、ムラージュで怪我をしている状況を作り、緊張感を持って訓練を実施しました
 

災害医療センター
災害医療センター

※DPAT訓練
2023年9月30日に政府広域災害訓練の際にDPAT活動拠点本部として活動

災害医療センター
災害医療センター

(6) 院内の整備(災害対応の準備)
※災害倉庫

災害医療センター

※自作トレーニングキット(災害対策検討委員会作成)
 2種類あり(各病棟用 / 浸水対応用)

災害医療センター
災害医療センター
  • (7) 災害時情報共有システムの更新
  • (8) 勉強会、広報活動
    • 災害時情報共有システムへの入力練習
    • 災害時eラーニングの作成、視聴
    • 院内掲示など
    • 研修参加報告

派遣の実際

【DMAT】
2011年3月11日東日本大地震(2隊)
2016年4月14日熊本地震(2隊)
2018年7月西日本豪雨(1隊)
2021年コロナ対応入院調整本部の支援
2024年1月能登半島地震(1隊)
※能登半島地震(2024年1月)
役場内での本部活動や施設支援、施設調査、調整本部での会議等に参加し、被災地の医療支援を行ってきました

DMAT
DMAT
DMAT
DMAT

※西日本豪雨
当院のDMATは愛媛県に支援へ行き、他県のDMATとともに避難所を巡回するための
作戦会議を実施

災害医療センター

【DPAT】
2016年 熊本地震:(医師1名、看護師2名、ロジ2名)
2020年5月コロナ派遣(看護師2名+県庁職員、精神保健福祉センター医師1名)で病院派遣
2024年1月能登半島地震(医師1名、看護師3名、県庁職員2名)
※看護師:徳島県立中央病院、徳島県立三好病院、徳島県立海部病院より1名ずつ

※能登半島地震…現地では認知症の高齢者対応や、被災地の精神科病院巡回を行っていました

DPAT
DPAT
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