中央病院では、いつ起こってもおかしくない南海トラフ巨大地震をはじめ、その他の自然災害や人為的災害で被災した患者さんを助けるため、常日頃から非常事態に備えています。また、他地域で災害が発生した際には、すぐに当院のスタッフを派遣し、支援にあたることのできる体制をとっています。
それらの活動を災害医療センターが担っています。
院長をセンター長とし、医師・看護師・医療技術局員・薬剤師・事務の全ての職種からメンバーが集まり、センターは組織されています。また、メンバーの中には、災害医療のスペシャリストであるDMAT隊員も含まれています。
多数傷病者受入訓練などの大規模災害に備えた訓練の他、火災避難訓練や除染訓練など、様々な災害に備えた訓練を企画・実施しています。
多数傷病者受入訓練は病院のスタッフが一体となって行う数百人規模の大規模訓練になります。いろいろな災害の状況を想定しながら訓練を行い、訓練で見つかった反省点を改善し、万が一の事態に対応できるよう、常に見直しを行っています。
毎月1回、コア会議メンバーで院内各所をラウンドしています。
地震が発生したときに落下したり、倒れてきたりするものはないか?火災時の避難の際に障害となるものはないか?など、災害時対応の観点からチェックし、見つかった箇所を改善しています。
毎月1回、災害医療センターの中でコアとなるメンバー(各職種の代表者、DMAT隊員も含む)による会議を行っています。
訓練の企画・反省会などの他、講習会や災害に関する情報の発信、災害マニュアルの改定や他病院の取り組みの紹介などを行い、中央病院の災害対応力を高めるよう努めています。
災害時の施設被害情報や搬送されてきた患者情報を共有できるシステムの開発・改良を行っています。
中央病院では、年に2回、病院全体で災害訓練を行っています。また、同じく年に2回、火災避難訓練を行っているほか、その時々において必要となる訓練を行っています。
訓練実施時には、入院患者さんをはじめ、ご家族、お見舞いに来られた方、その他来院された方々にはご迷惑をおかけしますが、訓練の趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。