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お知らせ

収束宣言のお知らせ

令和3年5月25日
徳島県立中央病院

当院における新型コロナウイルス感染症クラスターについて、一人目の陽性者と同じ病棟に入院していた11名の方が陽性と判明しました。
罹患された患者やそのご家族の皆様にお見舞いを申し上げます。また、当院を利用されている患者をはじめ県民の皆様にご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
当院におきましては、一人目の陽性者判明当初から改めて院内感染防止対策の取り組みを徹底してまいりましたところ、最初に入院した病棟以外への感染拡大はなく、関係職員への感染も認められませんでした。最終陽性者判明日(4/20(火))から4週間が経過しましたが、新たな陽性者は確認されていないことから、本日(5/25(火))をもって収束したことをお知らせします。
今後も引き続き、院内感染防止対策の徹底に努めてまいりますので、ご理解ご協力をお願い申し上げます。
 

1.診療の状況

  1. 外来・入院・手術など当院における診療を通常どおり行います。
    • なお、コロナ感染症中等症以上の患者受入れに重点的に対応するため、県内のコロナ患者の発生状況に応じて、他の医療機関との連携を図るなど適宜調整が必要な場合があります。
  2. 一部病棟運用の再開
    • 令和3年5月2日(日)から、陽性患者が発生した病棟について、入院患者の受入れを再開しました。
  3. 救急医療の再開
    • また、3次救急と救急外来については、県内における新型コロナウイルス感染者の著しい増加を踏まえ、特に中等症以上の患者への着実な対応を図るため、休止しておりましたが、5月26日(水)から、救急医療を再開します。
救急医療の再開日程
区分 これまでの状況 5月26日(水)から
3次救急 原則、受入休止 5月26日(水) 8:30から再開
救急外来 原則、受入休止 5月26日(水) 8:30から再開
小児救急 通常どおり「小児救急拠点病院」として24時間受付 これまでどおり
ドクターヘリ 通常どおり運行 これまでどおり

2.陽性者判明後の主な対策

陽性者判明状況
陽性者判明月日 4月8日 4月9日 4月12日 4月14日 4月15日 4月20日
入院患者 2 2 3 2 1 2 12
病院関係職員 (出入り業者含む) 0 0 0 0 0 0 0
2 2 3 2 1 2 12
  1. 感染防止のための主な対策
    • 感染者・濃厚接触者の把握
      • 一斉抗原定量検査の実施:4月8日(木)に一人目の陽性者が判明したため、同日から4月11日(日)の間に、関係病棟の入院患者、病院関係全職員を対象に一斉抗原定量検査を実施しました。
検査結果の内訳
検査数 うち陽性 うち陰性
入院患者 62 3 59
病院関係職員 1,130 0 1,130
1,192 3 1,189

以降、入院患者について、発熱等症状のある場合、患者が希望する場合及び退院する際に、抗原定量検査を実施しました。(判定保留の場合はPCR検査により判定)
最初の陽性者と同じ病棟に入院していた患者を濃厚接触者として健康観察を実施しました。

  1. 施設面の対応
    • 陽性判明者の移動状況に基づき関係病棟・共用箇所のアルコール消毒等を実施
    • 陽性者発生病棟を含むフロアへの新規入院患者の受入を停止
    • 陽性者発生病棟のスタッフ更衣室を分散
  2. 患者面の対応
    • 院内検査体制の拡充(24時間検査体制)
    • 新規入院患者全員に入院時の抗原定量検査を開始
  3. 職員の感染対策リテラシー向上の取組
    • 部署ごとでの適切なPPE選択やPPE脱着の再学習
    • 手指衛生セルフチェックのためのブラックライト・テストの全職員実施
    • ワクチン接種の促進
      • 3月:病院関係職員に2回の接種
      • 4月:新規採用職員等に1回目接種
      • 5月:新規採用職員等に2回目接種
    • コロナ患者対応職員の定期的な検査体制の整備