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診療科・部門

CT

CT(Computed Tomography)とは、コンピュータ断層撮影の事でX線を体の周囲から照射し、患者さんの体から透過したX線を検出したデータをコンピュータ処理することで体の断層像を得る検査です。レントゲン写真ではわからない血管や臓器が分かります。検査時間について造影剤を使用しないCT検査は5~10分程度、造影剤を使用するCT検査は10~15分程度かかります。

RevolutionCT
RevolutionCT (GE社製 256列CT)
Brilliance iCT
Brilliance iCT (Philips社製 128列CT)

この検査では臓器の形や状態を観察することができます。胸やお腹の検査時は息を止めていただきますが短時間の撮影(5~10秒前後)でかつ細かい画像を得ることが可能です。より詳しく検査をする場合はヨード造影剤を静脈から注入する造影検査を行います。

検査時間は薬剤を使用しない単純検査は5分程度、造影検査は10~30分程度かかります。衣服の金属のボタンやチャックや入れ歯、シップ、カイロ等があり検査に影響がある時は取り外していただくまたは検査着に着替えていただく、検査範囲外まで衣服をずらしていただく場合があります。

得られた画像データからは、三次元処理画像や任意の違った断面の画像なども構築することが容易に可能となってきました。


CT検査を受ける際には、以下の注意点を守ってください。

  1. 食事と絶食
    • 腹部の検査を含む場合や造影剤を使用する場合は、検査前4時間程度の絶食が必要です。
  2. 副作用等の確認
    • 造影剤に対する副作用があった場合は、事前に医師へ伝えてください。
  3. 妊娠の有無
    • 妊娠中、妊娠の可能性がある方は、検査前に医師と相談してください。
  4. 装置への不安
    • CT装置は筒状の構造をしており、閉所感を感じることがあります。不安を感じる場合は、医師に相談してください。実際に装置を見て判断していただくことも可能です。
  5. 服装とアクセサリー
    • 検査する部位によって金属がついた服や下着、アクセサリー、補聴器、入れ歯、マスク等を外していただく場合があります。
  6. ICD(埋め込み型除細動器)装着者について
    • 臨床工学技士が対応する必要がありますので、ICDを装着されている場合は医師に伝えてください。ペースメーカーはそのまま検査することができます。事前に手帳等で体内に埋め込んだ装置の確認をお願いします。
  7. 持続血糖測定器(リブレ等)・インスリンポンプ装着者について
    • 検査部位により外していただく可能性がありますので、交換時期に検査日を合わせるように検査予約を取る等医師と相談してください。また、当院のスタッフによるセンサーの取り外し等は行っておりませんのでご注意ください。
  8. 検査の目的と放射線被ばくのリスク
    • 医師から検査の目的と放射線被ばくのリスクについて説明を受けて検査の同意書にサインしてください。