5Gについては,高精細な映像を超高速・超低遅延に伝送できることから,遠隔医療への応用が期待されています。
本県では県立3病院間を「5G回線」で接続し,遠隔診療・遠隔診断・遠隔救急医療の実用化を目指しております。
(1)地域における質の高い医療の提供
(2)患者や医師の移動時間短縮による負担軽減
(3)へき地における医師不足,診療科偏在など医療格差の解消
(4)地方に赴任した経験の浅い医師が専門医の支援を受けることによるスキルアップ
本県では,株式会社NTTドコモと連携して導入した「5G遠隔医療支援システム」による実装の「第1段階」として,海部病院に「5G遠隔診療室」を設置し,中央病院の専門医が遠隔で診療する「5G遠隔医療」を運用しています。
■実施内容
○糖尿病遠隔診療
海部病院と中央病院を5G通信で接続し,高精細映像を安定的に伝送することにより中央病院専門医が遠隔医療を実施
○内視鏡遠隔診断支援
海部病院の医師が行う内視鏡検査に中央病院専門医が遠隔で立ち会い,リアルタイムの画像データによる診断支援を実施