徳島県では、徳島大学病院と県立中央病院で形成する「県民医療の発展」と「地域医療の再生」のための医療拠点(総合メディカルゾーン)の整備を進めています。
徳島大学病院と県立中央病院が隣接しているという全国にも例のない“地理的条件”を最大限に活かし、「県民医療の拠点としての総合メディカルゾーンを整備する」とした知事と学長の合意に基づき両病院の取り組みが進められています。
全国的な医師不足に端を発した地域医療の危機的状況に対処するため策定された「徳島県地域医療再生計画(平成23年12月)」では、徳島大学病院と県立中央病院を総合メディカルゾーン本部、県立三好病院を西部センター、県立海部病院を南部センターと位置づけ、本部の医療機能を県立病院のネットワークを通じて全県下に波及させることにより、医療提供体制の課題解決を図ることとしています。
また、地域医療の再生モデル構築を目標とする総合特区(ライフイノベーション総合特区)においても、総合メディカルゾーンを課題解決の施策に位置づけています。