県立中央病院では、これからも県民の皆様に高度な医療を提供し、医療機関としての責務を果たしていくため、次の4つの機能を付加・統合したER棟を整備し、本館棟と連携を図ることで、救命救急をはじめとする医療提供体制の充実強化に努めます。
常時、高度な救命医療に対応する「救命救急センター」としての機能向上を図るため、ER棟では感染症外来をはじめとする救急医療を充実し、本館棟と連携した体制を構築します。
「基幹災害拠点病院」として、発災時に速やかに危機事象に対応できるよう、「災害対策本部」や「DMAT活動拠点本部」においてシームレスで実効性の高い機能を充実させます。
キャリアアップにつながる魅力的な研修体制を確保するため、シミュレーター等を用いて医療技術の習得を図るための施設「スキルスラボ」を整備し、専門性の高い人材を育成します。
医療分野での「society5.0」を実装するため、「5G網」により県立病院間を接続するとともに、「5Gオンライン診察室」を整備し、遠隔診療・遠隔診断・遠隔救急医療により地域医療を支援します。
県立中央病院において、ER棟が着工の運びとなりましたので、令和3年10月20日に起工式を執り行い、令和4年末の完成予定を目指し、各種工事を進めております。
工事期間中は、患者の皆様、地元の皆様をはじめ、何かとご迷惑をおかけいたしますが、ER棟整備の目指すところをご理解いただき、ご協力を賜りますよう、お願いいたします。