整形外科では「骨・関節・靭帯・筋肉・脊椎・脊髄・末梢神経などの運動器官」の疾患や外傷を治療しています。
徳島県西部地区は全国的に見ても高齢化が進んでおり、運動器疾患の治療は社会的にも重要性が増しています。日常生活に支障を感じない健康な生活を送っていただくためにお手伝いさせていただきます。
また、令和2年度から、高齢化により高まっている関節や脊椎の慢性疾患に対して先進医療を提供することを目的として、高度先進関節脊椎センターを開設しました。
高齢の方に多い大腿骨近位部骨折では1,000例以上の経験を持っています。
交通外傷・転落など高度外傷に対しても、県立中央病院と連携してできる限り速やかに対応いたします。
投薬などの保存療法から手術治療まで当院で行っています。
当院では、外来でのリハビリテーションを行っていないため、地域のかかりつけ病院と連携して治療を行います。
どうしても痛みが強く日常生活が難しい方には、人工関節手術や骨切り手術を行っています。
レントゲン検査やMRIなど各種検査を用いて診療を行っています。
近年、慢性的な痛みに効果のあるお薬も開発されています。症状の強い方や手術治療の必要な方は、県立中央病院や大学病院と連携して対応いたします。
骨粗しょう症では、近年、高い効果のあるお薬が多数開発されており、転倒などによる高齢者の外傷リスクを減らし、健康寿命を延ばせる可能性があります。当院では、かかりつけ医からの紹介患者さまを中心に診療を行っています。
投薬やリハビリテーションの継続が必要な場合、近隣の施設と相談して治療を行っていますので、ご相談ください。
日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究について
当院では、令和2年4月1日より日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究に参加しています。
この研究の目的は、全国の症例データから有効な治療法や手術の安全性を分析することにより、医療の質の向上を図り、患者さまにとって最良な医療の提供を目指すものです。そのため、患者さまの症例データの日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)への登録にご協力ください。
患者さまへの負担は一切なく、本研究以外に症例データが使用されることはありません。詳細につきましては、「日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)について(別添1)」をご覧ください。
本研究にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、お手数ですが、「登録データ削除申請書(別添2)」を病院へ提出してください。なお、研究参加拒否の申出が、既に解析を開始または結果公表等の後となった場合には、登録データの削除が困難な場合がございますのでご了承ください。
徳島県立三好病院 整形外科 研究担当医師
大歯浩一
林二三男
新田晃弘
髙松信敏
令和2年4月1日 作成
令和5年4月1日 一部変更