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院長挨拶

徳島県立三好病院長藤永裕之の写真

徳島県立三好病院のホームページをご覧いただきありがとうございます。

令和4年4月1日に徳島県立三好病院の院長に就任させていただき、早一年が経過しております。「誠実で信頼される病院」の理念のもと、地域に根ざした医療を実践し、地域の皆様に信頼される病院づくりを進めているところです。

昨年度は新型コロナ感染症対策に苦労した一年でした。昨年の8月には大規模な院内クラスターが発生し、通常診療のみならず救急診療の制限も行うことになり、地域医療に大変ご迷惑をおかけしたことを改めてお詫び申し上げます。その後は感染対策もさらに強化して、幸いに大規模なクラスターは発生せず救急医療も含めて制限を行わず診療を行っております。本年5月には新型コロナ感染症も5類となり当院も面会制限を緩めてきております。しかしウイルスの感染力が低下したわけではございません。引き続きしっかりと感染対策を行い、県立病院として新型コロナウイルス感染症の治療も継続して参ります。

また地域医療の要としての急性期疾患、特に救急疾患も引き続き当院の使命として、しっかり診療して参ります。救命救急センターを中心に高度先進関節脊椎センター、昨年度より開設された脳神経センター、さらには昨年から心臓リハビリテーションも導入し、心不全治療も含めて多面的に急性期治療に対応して参ります。この地域に増加する高齢者に対しても、地域医療をしっかり行える体制を構築してきております。

さらに、当院の柱であるがん診療も、今年度より緩和ケア病棟を再開し、「フルセットのがん医療」(手術・がん薬物療法・放射線治療・緩和ケア)をさらに充実して参ります。

当院では現在、当院単独の研修医を初めとして徳島大学病院や徳島県立中央病院等から多くの初期臨床研修医を受け入れています。10年後、20年後の地域社会を考えるとき、次世代の医療を担う若手医師の教育は非常に大切です。また職員が教育に関わることで医療の質の向上に結びつきます。「地域」を学んだ医師がいずれまた当院に帰ってきたくなるような、そんな魅力ある病院を職員一丸となって目指して参ります。そして当院が「学びを通して地域医療の要となる」ようにますます頑張って参ります。引き続きご支援を賜れますよう、よろしくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症も引き続き発生しております。皆様におかれましても、手洗い等基本的な感染対策を忘れずに心掛けてくださいますようお願いいたします。

最後になりましたが、今後も職員一丸となり,地域の皆様の安全で安心な生活と健康維持に少しでも貢献できるよう努力して参ります。引き続き皆様が健やかに過ごされますよう、お祈りしております。
 

令和5年6月 徳島県立三好病院長 藤永 裕之