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緩和ケア病棟

平成26年8月の新病棟開院と併せて、徳島県内の公立病院では初の緩和ケア病棟を開設いたしました。
緩和ケア病棟では、がんに伴う心身のさまざまなつらい症状があり、がんを治すことを目標にした治療(抗がん剤治療やホルモン療法、放射線治療や手術など)が困難となったり、あるいはこれらの治療を希望しない方を主な対象としています。

※がん薬物療法の休薬期間中の症状緩和をご希望の方、症状緩和を目的とした放射線療法中の方は担当科の医師・看護師にご相談ください

理念

がん患者さんに寄り添い、やすらぎを大切にした緩和治療を行う。

基本方針

  1. 痛みやその他の苦痛となる症状を緩和し、患者さんと家族のQOLを高めます。
  2. 生命を尊重し、患者さんがその人らしく生きていけるように援助します。
  3. 病気の早い段階からの苦痛にも対処します。
  4. 退院への支援を積極的に行い、地域との連携を充実させ、在宅緩和ケアを支援します。

ケア病棟スタッフ構成

緩和ケア担当医、各診療科医、看護師、 薬剤師、管理栄養士、理学療法士、 医療相談員、ボランティア など全ての職種でケアにあたります。

緩和ケア病棟に入院するメリット

  • 緩和ケアの専門的な知識をもつ医師・看護師からのケアを受けることができる
  • 全室個室であり、プライバシーが守られた環境で自分の家のように過ごすことができる
  • 面会時間・食事などの制限が少なく、ご自身の生活様式に合わせて過ごすことができる

病棟スタッフからのメッセージ

緩和ケア病棟は『看取りの場』というイメージが大きいですが、実はそうではありません。

症状緩和のために入院し、痛みや体のつらさが緩和されたら自宅に退院する方法をとることが可能です。
在宅療養となっても可能な限りご自宅での生活が行えるように、地域の医療機関と連携しながら皆さんの療養を支えたいと思っています。つらい症状が出てきた場合は再度緩和ケア病棟に入院することも可能です。

また、ご家族の介護疲れを軽減する目的(レスパイト入院)で短期間(原則2週間)の入院を受けることも可能です。
緩和ケア病棟では、がん患者さんに寄り添い、やすらぎを大切にした緩和医療の提供を目指しています。四季折々の山の姿や吉野川の流れなど、慣れ親しんだ池田の美しい風景をご覧になりながら、つらい症状を和らげませんか。