県西部における救急医療の拠点病院として、平成17年に「地域救命救急センター」の指定を受け、 より質の高い医療サービスを24時間提供できるよう努めています。
また、平成26年夏には、屋上へリポートが完成し、ERからヘリポートを基軸とする救急体制が確立、 プライマリーケアからドクターヘリ等による緊急搬送患者の治療までを総合的に実施します。
手術、化学療法、放射線治療に「緩和ケア」を加えた「フルセットのがん医療」を提供します。
病変に放射線を照射して治療を行う医療器械です。 新高層棟運用開始にあわせて、高精度放射線治療が可能な装置を導入しました。
「緩和ケア」とは、がんによる痛み、吐き気、息苦しさなどの様々なつらい「身体的苦痛」の緩和のみでなく、 ご家族も含めた「精神的・ 社会的・霊的苦痛」も和らげるケアのことをさします。
また、患者さんの意見を尊重し、その人らしく充実した日々が送れるような治療を行います。
緩和ケアは、がんと診断された早い段階から、いつでも受けることができます。
災害拠点病院として、備蓄倉庫や非常用発電設備、傷病者受け入れ資器材などを備え、 新棟1階廊下などに、医療ガス設備(酸素・吸引)や非常用コンセントを設け、患者対応能力の向上を図り、 被災地からの傷病者を受け入れる拠点病院となります。
複数の災害派遣医療チーム(DMAT)により、被災地への派遣体制も整えています。
新病院のヘリポートは、夜間照明設備を備え、自衛隊救難ヘリコプターも着陸可能な大型のヘリポートで災害医療への対応能力の向上を図っています。
医師、看護師、業務調整員で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に急性期(おおむね48時間以内)に 活動ができる機動性を持った専門的な訓練を受けた医療チームです。