令和6年3月7日(木)、能登半島地震の被災地に派遣された医療救護班(JMATとくしま第9班)の活動報告会を開催しました。
JMATとくしま第9班では前川医師、辻井薬剤師、伊丹看護師、松浦看護師、黒田業務調整員、岡本業務調整員が派遣され、令和6年2月9日から11日まで、石川県珠洲市を中心に活動しました。
報告会では、前川医師からJMATの役割や使命、現地の被災状況、活動内容などの報告がありました。現地ではクリニック再開へ向けたサポートやDVT検診(深部静脈血栓症(DVT)を検出するために実施する下肢静脈エコー検診)のサポートを行ったとお話がありました。活動を通して、被災地を継続して支援すること、寄り添うことの大切さと難しさ、現地の医療者と顔を合わせて対話することが寄り添うことになると感じたとのことでした。
続いて、黒田業務調整員からは、業務調整員(ロジスティック)の役割や活動内容の報告がありました。情報の見える化の大切さや情報の正確性を見極める難しさを感じ、今後現地で活動するチームと情報を共有できるようマップの作成にも取り組んだと報告がありました。
次に、その他派遣された4名の職員から発災後、どのように支援を受けていくか、その体制を考えていくことが今後の課題という意見や、被災地の状況は断片的にしか情報がなく、小さな情報収集の大切さに気づいたと感想が述べられました。
最後に、藤永院長から労いの言葉があり、今回派遣されたチームの経験を次につなげていくことが大切だとお話がありました。