飲み込む力を維持、向上させることにより早期回復・早期退院を目指し、患者さん、ご家族のQOL(生活の質)の向上につながるよう、医療やケアを提供します。医師、看護師だけでなく、多職種がカンファレンスを行いながら協同で行います。
令和2年度診療報酬改定により、飲み込む力の低下している方に対し、多職種チームによる介入を評価する摂食嚥下(えんげ)支援加算が新設されました。それに伴い、令和3年度より摂食えん下支援チームが発足しました。患者さんの状態に応じて内視鏡や造影剤を使用した飲み込む力の評価(嚥下機能評価)を行なっています。加えて食事の様子を観察、評価し飲み込む力に適した食事形態や食事方法を検討し患者さんや病棟スタッフに指導しています。
引き続き、支援が必要な方にタイムリーに介入できるよう活動していきます。より充実した支援ができるようチームとして活動し、病院全体、地域にも知識や技術の向上、普及ができるよう勉強会なども定期的に行なっていきます。
加齢にともない、飲み込む力は低下します。むせることが多くなった、飲み込む力の低下が気になるなど、飲み込むことで困った事があればご相談ください。