常勤医2名と徳島大学病院・寄附講座所属の医師3名で消化器、呼吸器、乳腺甲状腺など、幅広く外科診療を行っています。
鼠径ヘルニア、胆石症などの良性疾患、胃、大腸を中心とした消化器がんの手術をガイドラインに沿って行っています。ほとんどの症例に腹くう鏡というカメラを使用した体への負担が少ない低侵襲手術を行っています。
最近は徳島大学病院と高速回線を通じ、リアルタイムで手術中の画面を共有するシステムを整備しています。それにより大学病院の専門医と手術中に直接協議することも可能です。
気胸や膿胸などの良性疾患だけでなく、近年は肺がん、転移性肺腫瘍などの悪性疾患の手術も増えてきました。腹部と同様に胸部手術もカメラ(胸くう鏡)を使用して行っています。
急性虫垂炎、急性胆嚢炎、腸閉塞、消化管穿孔などの緊急手術が必要な腹部救急疾患、また肋骨骨折および血気胸といった胸部外傷も当科で対応しています。
毎週、火曜金曜に徳島大学病院と徳島県立中央病院の心臓外科医が外来診療を行っています。手術が必要な患者は両病院へ紹介しています。手術後は当院で経過観察を行っています。
乳腺甲状腺外来を毎月2回、水曜午後に行っています。近年は乳がん症例が増えています。乳がんは手術だけでなく、抗がん剤と放射線治療を組み合わせた総合的な治療が必要です。また甲状腺の手術も当院で対応可能です。