ひとりにしない。それが、チームで支える私たちの教育方針です。
当院では、看護の道の第一歩を踏み出した新人看護師を支える「チーム支援型」体制を導入しています。
個人の能力に頼り切るのではなく、チームの集合知で患者様を守り、新人看護師を育てる仕組みです。複数の先輩から多角的なアドバイスを受けられるため、偏りのない技術が身につきます。
2026年新人教育プログラム (PDF:138 KB)
新人看護師教育プログラムに沿って部署別プログラムがあり、計画的に新人看護師の1年の学びを支援しています。
基礎看護教育で培った看護の知識を臨床現場で活かすために、基礎的な看護技術のさらなる習得と、看護業務の遂行が行えるよう、業務プロセスに準じた研修を実施します。この期間は部署に所属せず、集合研修と病棟研修を繰り返し実施していきます。少しずつ病院に慣れていくよう支援しています。
看護技術研修ではグループに分かれてローテーションしながら1日かけて看護技術を学びます。この研修では当院と徳島県立海部病院の教育委員とが協働し、きめ細やかな指導をしています。IVナース研修では点滴静脈注射が実施できるためのIVナース資格(点滴静脈注射を実施するための院内資格)を得るため、知識、技術を学びます。徳島県立海部病院の新人看護師も一緒に研修に参加します。
5月には病棟での研修が開始します。それに合わせてBLS研修を実施、この研修では院内で救命処置コースを開催しているインストラクターが詳しく指導してくれます。5月中旬にはストレスに対応するため、公認心理士、精神保健福祉士によるメンタルケア・ストレスマネジメントの研修を実施しています。
急変時対応研修では、急変時のフィジカルアセスメントが適切に行え、チームの一員としての役割が果たせることを目標にしています。一次救命処置(BLS)から少し進み、病室で患者さんが急変したことを想定し、シミュレーションを実施します。振り返りで学びを深めていきます。
7月に夜勤に入るため、独り立ちをしていくために各部署で急変時対応のOff-JTを行います。実際に勤務する病棟に応じた患者設定を行い、スタッフと協力し体験することで、より一層知識と技術を身につけることができます。
医療安全研修では輸血、抗がん剤、薬剤のの基礎的知識を学び、安全な取り扱いができること、複数患者を受け持った際の優先順位の判断を養う力を養成することを目標に実施しています。
より専門的な知識、技術を学んでいきます。各分野の認定看護師が講師をしてくれます。特に9月末から始まる留学研修に向けて、より深く知識を得ることができます。
手術室では挿管の介助や手術の見学、ICUでは人工呼吸器管理や血液ガス分析の実際などを経験します。NICUにおいてはファミリーセンタードケアを中心に、当院の特徴の1つでもある周産期医療の見学を行います。
がん看護研修ではグループワークを行い、がん患者のQOLや家族看護の役割を認識することを目標とし、基礎看護実習で受け持つことの少ない緩和ケアについて一緒に考えていきます。患者さん、ご家族に寄り添うため、認定看護師、教育委員が一緒に考えていきます。放射線療法も専門的な治療領域の看護となります。基本的な看護の習得ができた時期に、より看護について考えていきます。
フォローアップ研修は、全4回開催しています。新人みんなで顔を合わせることができるよい機会となっています。看護への思いを再確認したり、モチベーションのアップにつながる研修を行っています。新人同志だからわかり合える様々な思いや不安、悩んでいることなども相談でき、新人看護師のリフレッシュの場にもなっています。
入職してからの自分自身の看護実践を振り返り、自己の看護観を醸成します。他者に語り、語りを共有することで、2年目の課題を明らかにします。1年間の成長を実感することができます。