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プレホスピタルナース

プレホスピタルナースとは、病院前に到着する前の段階(病院前診療)から救命医療を提供する看護師です。当院では、ドクターヘリに搭乗する「フライトナース」と、ドクターカーで現場へ急行する「グランドナース」がいます。一刻を争う傷病者のもとへ医師と共にいち早くかけつけています。

プレホスピタルナースの活動

現在、当院には9名のフライトナースと4名のグランドナースが在籍しています。普段はICU、HCU、GHCU、救命救急棟など救急看護領域で業務を行っています。当番の日には専用のユニホームを着用し、通常業務を行いながら、常にホットライン(出動要請)に対応できるように無線機を携行しています。要請が入れば直ちにドクターヘリやドクターカーへ搭乗し、現場へと進出します。

○フライトナース:広域なエリアや遠方へ迅速にアプローチし、現場及び機内での初期治療・搬送看護を行います。

○グランドナース:近接エリアや悪天候時など、陸路ならではの機動力を活かして救急現場や救急車との合流ポイントへ駆けつけます。

病院内とは異なり、現場や救急車内といった限られた医療資機材・環境下での対応が求められるため、どのような状況にも即座に対応できるよう、日頃から知識や技術の自己研鑽を重ねています。

フライトナースの選考基準

当院では、患者さんの生命を守るために高い専門性と柔軟な対応が求められることから、以下の選考基準を設けています。

  1. 看護師経験年数5年以上、救急看護経験年数3年以上、または同等の能力
  2. ACLS、ICLS、JPTEC、JNTECプロバイダー取得、または同等の能力
  3. リーダーシップがとれ、臨機応変に対応できる柔軟性を持っている
  4. 他職種の役割を理解し、協同作業および連携がとれる
  5. 乗り物酔いをしない

ことを基本としています。

現場ではフライトドクターと看護師の2名体制で「患者さんの命を救う」という共通の目的に向かい、医師任せにするのではなく、看護師自身も患者さんの病態を見極め、最善の処置やケアを自立的に考えて行動します。経験年数だけではなく、「命の重みを担う覚悟」と「高度な知識・技術」が問われるやりがいのある仕事です。

グランドナースの選考基準

グランドナースには、一刻を争う現場での確かな看護技術と、現場状況に応じた機動力が求められるため、以下の基準を目安としています。

  1. 看護師経験3年以上、救急看護の経験2年以上であること。また、ER内にて重症外傷や小児疾患、小児外傷等の病態に対応し、問題の優先順位を迅速に判断でき、かつ効果的な救急看護を実践することができる
  2. ICLS、JPTEC、MCLS取得

を基本としています。

重症患者さんのもとへ陸路でアプローチし、病院前(プレホスピタル)から適切なケアを開始します。医師と連携しながら患者さんの救命に全力で挑む、非常にやりがいのある仕事です。