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病院長挨拶

院長先生の写真

この度の定期人事異動により、徳島県立海部病院長を拝命いたしました、浦岡秀行です。
当院は、昭和38年に牟岐町から徳島県に移譲され、以来半世紀以上にわたり、医師不足及び過疎化・高齢化が進行している県南地域における急性期医療、救急医療、へき地医療などに取り組んでいます。
平成29年5月8日、南海トラフ巨大地震による津波被害への抜本的な対策として、旧病院から西に約500mに位置する高台へ新築・移転し、以来 「安全・安心に生まれ変わった新病院」 として、災害医療などの更なる取組みを進めています。
新病院では、ツインヘリポート、自家発電装置などを設置するなど、有事の際にもシームレスで万全の機能を整備するとともに、DMAT2チームを要に、防災訓練を積極的に実施するなど、「先端災害医療拠点」 として、来るべき震災時に最大限の能力を活かせるように努めています。
総合診療医の育成道場の拠点として、平成19年10月に徳島大学と徳島県が共同で院内に 「地域医療研究センター」 を開設しており、毎年100名以上の地域医療実習の医学生や毎年10名以上の地域医療研修の研修医の受け入れをしています。新病院では、研修室や宿泊施設などの環境を充実させ、更に積極的に育成して、今後県南地域の担い手になることを期待しています。
県南地域の医療提供体制の構築を図るため、平成27年11月に 「海部・那賀モデル推進協議会」 を立ち上げ、平成28年12月には県と関係4町で 「海部・那賀モデル」 推進協定を締結しており、町立病院への診療応援、医療従事者の相互交流及びICT活用によるネットワークの構築などに取り組んでいます。
地域の医療ニーズにも応えるべく、可能な限り住み慣れた地域で過ごせるように、訪問診療、訪問看護及び訪問リハビリの在宅医療にも力を入れており、在宅看取りは累計120件に達しています。
今後とも、県立3病院、徳島大学病院及び地域の医療機関などの密接な連携のもと、住民の皆様方はもちろん、医師をはじめスタッフからも 「魅力があり選ばれる病院」 を目指して、全職員が一丸となり取り組んで参ります。

平成31年4月

徳島県立海部病院 院長
浦岡 秀行