がん放射線療法看護認定看師は、放射線療法の原理を理解したうえで治療を安全に完遂できるよう支援する役割を担っています。
原 裕美子
放射線療法を行うにあたり、患者さんに緊張・不安・苦痛がないか、治療が行える環境であるかなどをアセスメントします。治療前のオリエンテーションでは、有害事象が悪化しないように生活指導を行い、その後、患者さんが正しいセルフケアを行えているか確認します。有害事象が強くなってくる時期には治療継続への意欲が衰えないように支えることが必要となってきます。じっくり話を聴くことで、症状に対する対処を患者さんと共に考えていきます。
放射線療法看護の質の安定を目指します。また安心して治療に臨めるよう、定期的に病棟のラウンドなどを行うことで、患者さんや看護に携わるスタッフの放射線治療に対する悩みや相談に応じ、より良い看護が提供できるように外来と病棟の連携と協働を目指します。