患者に信頼される医師となるため、医師として人格を涵養し、基本的な診療能力と全人的医療を行う臨床力を身につける。
- 社会へ貢献できる医師を、共に目指しましょう-
医学・医療の進歩はめざましく、求められる知識や技術も極めて高度化、膨大化しています。すべてを習得することは不可能ですが、初期研修で身につけたことは、基盤となり何一つ無駄なことはありません。コロナ禍で感染症に適切に対応できる能力を習得することは、将来どの専門科にすすんでも必要です。急患の受け入れは医の原点であり、特に救急外来では、各診療科や看護師、医療技術者、薬剤師、事務部門等との良好なコミュニケーション、チーム医療が必須です。患者さんや職員に信頼され、チーム医療の中心的役割を担うために、医師は、一生研鑽の日々が続きます。患者さんを「師」として、訴えから学び、5年後、10年後を見据えて研修してください。全人的医療を担い、社会へ貢献できる医師に成長されることを期待しています。
徳島県立中央病院 病院長
葉久貴司
- A I と共存する医師として -
A I 、I T 技術、ロボティックスなどの進歩が著しいなかで、基本的な医療技能を習得するために、初期研修期間はとても重要です。良い研修は、将来の臨床能力の発展に大きく役立ちます。当院は大学病院に隣接する特異な環境のもと、屋根瓦式の教え教えられるチーム指導体制を目指しています。
EBMに基づいた、透明性のある、患者さんに優しい全人的医療を目標に、科学的で、個々の研修医に着目した人間性豊かな指導が行える、経験豊富な専門医資格をもつ研修指導医が多数在籍しています。向上心あふれるみなさんのお越しを心よりお待ちしています。
臨床研修管理委員会委員長 (消化器内科部長)
面家 敏宏