摂食嚥下とは食べ物や飲み物などを口に運び、飲み込んで胃に送るまでの過程です。摂食嚥下障害とはこれらの過程に何らかの問題があることをいいます。摂食・嚥下障害認定看護師には、食べる力や飲み込む力を評価しながら、その人にあった食事内容の検討やリハビリを考え、口から食べる支援を行う役割があります。
主な活動内容
・摂食嚥下機能の評価(嚥下造影検査1回/週)
・口腔ケア
・食事姿勢や摂取方法の検討、食事内容や食事形態の選定
・院内の摂食嚥下支援チームや栄養サポートチーム活動
・院内の研修会、院外で口腔機能や嚥下機能低下予防のための啓発活動
食べることは生活の質(QOL)に大きく影響します。年齢を重ねると噛む力や飲み込む力は自然に衰えると言われていますが、気づきにくい面もあります。お口のケアをする、バランス良く食べ体力をつける、笑うなど、口やのど、からだを動かし日常のちょっとした工夫で飲み込む力を維持していきましょう。気になることがあれば気軽に相談してください。