40~50歳以上の女性に多く発症します。原因としては子供の時の病気や、発育不全の後遺症が主なものとなり、股関節症全体の80%とも言われています。近年では高齢化が進むことで、変形性膝関節症と同様に股関節軟骨がすり減る事によって、股関節の関節破壊・変形を起こします。
治療には保存療法と手術療法があり、まずは保存療法で様子を見ていきます。
保存療法でも改善が無い場合は、手術を検討していきます。
THAは大腿骨頭と寛骨臼の両方を人工股関節に置き換える術式です。変形した関節を、金属やセラミック、ポリエチレンなどでできた人工股関節に入れ替えることで股関節の疼痛から解放され、さらに安定した歩行が可能になります。