令和2年4月、関節脊椎分野で最先端手術を行うことを目的に開設されました。
令和3年3月より、支援手術ロボットを導入しました。導入施設として当院は全国で10番目となり、西日本では徳島大学病院に次いで2番目となります。支援手術ロボットとは、ナビゲーションシステムを応用することで、骨切除の位置や量、角度をシステムにて高度に制御されます。これにより、3°以上外れる確率がほぼ0%になったという海外の研究結果もあり、正確なインプラントの設置が期待されます。また、患者個々の膝の状態を手術中に執刀医の判断を元にシステムへ読み込ませることによって、オーダーメイドのような手術の実現をサポートすることができます。
術前の計画で削る予定のない部分に差し掛かるとドリルの回転をストップさせたり、ドリル先をガードの中にしまったりして、誤って削らないようにロボットが制御します。
コンピューター制御で骨が削られ、適切な人工関節を設置することができます。
従来の手術では全身麻酔下で30mm程皮膚を切開し、筋肉などを損傷しながら椎間板ヘルニアに到達する必要がありました。FEDでは8mm程の切開創で済み、筋肉の損傷がほとんど無い状態でヘルニア摘出を行うことができます。手術中の患者さんはうつ伏せの状態となり、局所麻酔で行うため会話をしながら手術を進めていくことができます。
さらに、体の負担が少なく術後の回復が早いため、腰部固定帯を装着することにより、術後約2時間で歩行することが可能となります。
コンピューターナビゲーション下で骨を切り、適切な人工関節の設置ができます。
コンピューターナビゲーション下で骨を削り、適切な人工関節の設置ができます。
最新鋭の4Kシステムを使用することにより、鮮明な画像を得ることができます。
症例に応じて術前検査で実施したCT検査画像を3Dプリンタで利用して、
三次元の模型を作成することで、術前の手術シミュレーションなどに利用しています。