徳島県立海部病院は、太平洋に面する海部郡牟岐町に位置し、県南地域の中核を担う病院です。近くには全国有数のサーフスポットが点在するなど、環境にも恵まれています。平成29年5月には、津波対策として高台への移転改築を行い、災害に強い病院として生まれ変わりました。そして、海部・那賀地域の基幹病院として各町立病院に対して診療応援を行い、地域における医療体制の充実に貢献しています。「地域医療研究センター」が院内に設けられ、医学生の育成にも力を入れています。高齢化が進む地域の中で、地域包括ケア病床を導入し、 訪問診療や訪問看護にも積極的に取り組んでいます。看護局では、地域の看護職とともにケースカンファレンスを行い、認知症ケアに取り組むなど、地域とのつながりが実感できる看護を行っています。