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研修医の声

別宮先生に2年目の研修医(当時)として、これまでの研修を振り返って思うことや今後の目標などを伺いました。

研修医

研修ローテート(例)

一年次は、必修科目を中心に診療科を回りながら医師としての基本的臨床能力の習得に励み、二年次は、県内外の協力型病院を回り、様々な環境の中で経験を積むことができます。

選択科目では三好病院13科目、中央病院19科目、徳島大学病院22科目、諏訪中央病院総合診療科から選択できます。

研修医の声_2

1年目の研修内容(例)

研修医の声_3

インタビュー

まず、研修を始める際に抱いていた目標や三好病院の印象について教えてください。

私はできる限り自分の目の前の患者が亡くならないということを目標にしていました。目の前で亡くなるということはそうそうあることではないのですが、自分の診療一つで目の前の人の人生が変わってしまう可能性を考えながら、研修を行っています。

三好病院で実際に研修を行ってから、中央病院のような病院とは大変さのベクトルが違うと感じました。三好病院では上級医のフォローの元で、患者の治療方針や管理などのほとんどすべてのことを任されることが多かったため、そういった面で実際に手や体を動かして学ぶ機会が多いと思います。

実際に研修を行ってみての感想は?

2か月間、救急科で研修していた時、ある忙しい日に感染対応でショックバイタルの人を一人で診断・対応までできた症例が印象に残っています。もちろん、上級医の先生は陰で見てくださっていたのですが、救急科に搬送されてからの初期対応に始まり、検査を一人でオーダーし、結果を判断した上で診断を行い、今後の対応まで判断できたことはすごく自信になった症例でした。研修医を始めたての頃は、「そんな恐ろしいことはできない」と考えていましたが、初期対応を任させる経験が多かったことと、救急科の先生方のご指導がしっかりしていたこともあり、今では当直でも頭を悩ませることが少なくなってきました。

指導医からのフォローや指導は?

三好病院での研修は、研修前にどのような研修をしたいかという面談があってから自分の学びたいことに合わせて研修を行うため、フォローは科ごとに異なっていました。ですが、どのような形であっても指導医が研修医の背後で見てくださっていて、不足している点に対しては、フィードバックしてくださりました。

指導医と研修医

今後レベルアップしたいことや、新しくできた目標はありますか?

患者の治療方針や入院管理、食事や退院先の決定、退院後のフォローなど包括的に患者さんを診られることを目標にしています。具体的に何科というのは決めていませんが、基本となるところを固めていきたいと思っています。そして、若手の先輩方と同じラインに立てることを目標にしています。

最後に、学生の方々に向けアドバイスやメッセージをお願いします。

研修に対して最も重要なのは、自分自身に合っているかという点だと思います。まずは、自分自身のなりたい医師像や目標、特性などを考えて、その上で色んな病院を調べたり、足を運んでみたりして自分に合った研修病院を探してみてください。自分に合った研修ができるよう、先生方を応援しています。

談笑

編集後記

別宮先生、研修でお忙しい中、インタビューにお付き合いいただきありがとうございました。

現在、2年目の研修医として様々な研修病院をローテートしています。

研修病院で多くの経験を積み、医師として大きく成長した先生に会える日を職員一同楽しみにしています。

掲載日 令和4年11月11日