令和5年度 徳島県立三好病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 15 15 37 87 165 427 912 866 463
60歳以上の退院患者の割合が全体の約90%を占めております。
退院患者全体は、令和4年度と比較して増加しており、中でも高齢層の患者数が特に増加しております。
(患者数が10件未満の項目については、『-』で表示しています。)
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 29 5.07 4.55 10.34 73.48
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 20 5.40 5.98 5.00 70.10
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 13.92 6.87 30.77 79.23
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 12.92 8.95 15.38 73.23
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 13 12.31 9.89 15.38 74.54
外科の入院は鼠径ヘルニア(いわゆる脱腸)の手術目的の症例が最も多いです。
次いで胆石症の手術患者が多くなっています。同じ胆嚢摘出術を行う場合でも急性胆嚢炎は緊急手術の対象であり、腸閉塞とともに外科での緊急入院の多くを占めています。
また、上記記載以外の胃や大腸のがん、乳がんなどのがん治療にも幅広く取り組んでいます。
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緩和ケア内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 29 32.10 13.59 0.00 78.00
060060xx9900xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 11 25.55 11.38 0.00 79.27
060020xx9900xx 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 11.02 - -
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし - - 9.69 - -
06007xxx9900xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし - - 11.07 - -
緩和ケア内科の入院症例は、がん全般に関する緩和治療症例となっております。
「がん患者さんに寄り添い、やすらぎを大切にした緩和治療を行う。」を理念に、痛み、吐き気、息苦しさなど様々なつらい「身体的苦痛」の緩和のみでなく、ご家族も含めた「精神的・社会的・霊的苦痛」も和らげるケアにも取り組んでおり、患者様とご家族が出来る限り安らかに過ごせるように尽力しております。
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呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし 17 27.71 18.65 5.88 75.24
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 12 12.75 13.59 0.00 78.25
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 12 9.00 8.33 0.00 72.67
040040xx9909xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 9あり - - 9.91 - -
0400801499x003 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし A-DROPスコア3 - - 17.45 - -
呼吸器内科では、肺癌に対する化学療法導入は、初回は入院して副反応の確認をしております。遠方の患者様で外来での化学療法が困難な方も短期間の入院として対応しています。また、高齢者の市中肺炎に対する治療をはじめとして、肺炎や慢性閉塞性肺疾患の診断・治療など幅広い症例に対応しています。
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循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 50 2.64 3.05 2.00 71.80
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 32 20.09 17.38 21.88 88.19
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 27 4.37 4.26 7.41 73.41
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 20 8.25 9.77 15.00 81.00
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 17 2.53 3.25 0.00 72.94
循環器内科の入院症例は、狭心症に対して心臓カテーテル検査・ステント治療を実施する症例が上位となっております。
DPC分類では細分化され、上記の表には一部しか表示されておりませんが、心臓カテーテル検査は約160件実施しています。
また、予定外・救急の症例として急性心不全の治療を行う症例も多くなっております。
その他、ペースメーカーの移植・交換など幅広い症例の診断・治療に対応しております。
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消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 68 9.82 8.75 17.65 82.06
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 15 7.60 7.61 0.00 77.87
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2 なし 12 8.67 9.55 0.00 81.92
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2 なし 10 9.00 10.92 10.00 73.50
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし - - 7.58 - -
消化器内科では、胆管結石に対しての内視鏡治療の症例が最も多くなっております。
また、胃がんや胃十二指腸潰瘍に対する内視鏡手術の入院症例も多くなっております。
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整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 146 21.78 25.50 84.93 86.21
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 92 25.47 21.96 53.26 75.99
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 41 16.83 15.66 48.78 77.07
160690xx01xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 脊椎、骨盤脱臼観血的手術等 37 28.86 31.02 86.49 76.92
07040xxx01xxxx 股関節壊死壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 30 26.37 19.55 56.67 76.83
整形外科の入院症例は外傷が多く、当院で転院率が最も高い診療科です。転院に際して地域の医療機関としっかりとした連携が図れていると考えております。中でも、大腿骨骨折に対しての人工骨頭挿入術など手術の実施症例が最も多くなっております。
DPC分類では細分化され上記の表には一部しか表示されておりませんが、脊椎に関する症例は、昨年度と比較して約2倍の200件以上と非常に多くなっています。
令和2年度より高度先進関節脊椎センターが開設され、人工関節置換術(膝、股)や脊椎手術などの多くの症例を受け入れています。
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総合診療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病 なし 51 16.53 8.61 13.73 82.86
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし 32 20.56 20.60 21.88 87.09
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 29 14.14 13.52 17.24 85.21
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 23 2.78 3.05 4.35 71.74
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 17 15.82 17.38 23.53 86.82
総合診療科では、その他の感染症(真菌を除く。)の症例が最も多くなっております。
総合診療科は、幅広い医療を提供することを目的とし、必要に応じて専門診療科と連携をとりながら医療を提供しております。
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脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 24 8.38 9.88 20.83 80.88
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 7.83 7.20 16.67 75.22
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 18 20.44 19.09 77.78 71.44
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 16 2.31 3.12 0.00 73.25
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale0、1又は2 15 13.73 15.70 53.33 80.27
頭部外傷やてんかん、脳梗塞などの入院症例が多くなっています。
DPC分類では細分化され上記の表には一部しか表示されておりませんが、脳神経外科の令和5年度の疾患別入院数は、脳卒中が141症例で、その内訳は脳梗塞103症例、脳内出血32症例、くも膜下出血6症例となっています。次いで頭部外傷53症例、脳血管障害26症例、てんかん26症例となっています。
当院の救命救急センターでは、脳血管疾患、頭部外傷の患者様が多く搬送されており、24時間診療に対応しております。
脳梗塞に対しては、急性期血栓溶解療法(t-PA療法)ならびに血栓回収療法などの治療を積極的に行っております。
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泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし 46 4.15 5.22 0.00 60.00
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 33 2.00 2.44 0.00 74.91
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 23 5.61 6.78 0.00 72.43
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 15 5.07 7.75 0.00 75.27
110070xx03x20x 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 13 6.46 6.59 0.00 79.69
泌尿器科では、尿路結石に対する手術症例が最も多くなっております。また、前立腺癌に対する前立腺生検のための検査入院や、膀胱癌などの悪性腫瘍に対する手術の症例も多くなっております。
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初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 20 - 11 10 - 15 1 8
大腸癌 - 11 13 14 - 16 1 8
乳癌 - - - - - 14 1 8
肺癌 11 - 12 18 - 54 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院は地域がん診療病院の指定を受け、がん治療を積極的に行っております。
がん治療については、胃や大腸の早期がんに対して内視鏡治療、手術療法では低侵襲である腹腔鏡や胸腔鏡手術を積極的に行っております。上記治療に加え、必要に応じて化学療法や放射線治療を行うなど集学的治療にも対応しております。
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成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 57 20.93 80.67
重症 27 18.85 86.26
超重症 16 28.13 88.75
不明 - - -
成人市中肺炎とは、成人が日常生活の中で発症した肺炎のことをいいます。
当院では、中等症、重症の患者様が最も多く、全体の約82%を占めております。
当院では、軽症から重症の患者様まで幅広く肺炎の治療に対応しております。
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脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 104 21.51 80.85 50.96
当院の脳梗塞の患者数は、当院脳神経外科症例の約3分の1を占めております。
急性期の脳梗塞に対応する治療では、血管に詰まった血栓を溶かし、脳への血流を早期に回復させるt-PA(アルテプラーゼ静脈療法)ならびに血栓回収療法を積極的に行っております。
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診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 40 1.18 7.53 12.50 74.53
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 28 1.25 3.00 7.14 73.07
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 18 5.50 14.94 33.33 77.50
K655-22 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術 - - - - -
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの - - - - -
上記患者数に比例して、腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く行っている手術です。次いで鼠径ヘルニア手術でした。
がん手術では大腸がんに対する結腸悪性腫瘍手術が最多です。
いずれも腹腔鏡手術を基本とし、患者様に負担の少ない手術を心掛けています。
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循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 22 2.91 2.36 4.55 72.05
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 14 0.07 12.50 14.29 70.29
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 14 1.14 9.14 0.00 82.50
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 12 2.08 2.75 16.67 78.83
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
循環器内科の手術は、経皮的冠動脈形成術が最も多くなっております。
経皮的冠動脈形成術・ステント留置術は年間で70症例以上実施しており、ステント留置術は急性心筋梗塞や狭心症の緊急症例にも対応しております。
その他、ペースメーカー移植・交換に関しても対応しております。
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消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 57 1.05 10.75 24.56 83.47
K654 内視鏡的消化管止血術 16 0.63 6.88 12.50 75.94
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 15 0.53 6.07 0.00 77.87
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 13 2.31 6.31 15.38 82.54
K6852 内視鏡的胆道結石除去術 その他のもの - - - - -
消化器内科の手術は、消化管の狭窄病変に対する内視鏡的胆道ステント留置術が最も多くなっております。
その他にも、予定外の消化管出血に対する内視鏡的止血術、総胆管結石による通過障害や乳頭狭窄などに対する内視鏡的乳頭切開術など幅広く内視鏡治療を行っております。
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整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 127 1.08 23.55 53.54 75.95
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 112 1.51 18.08 75.00 84.79
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) 54 4.98 21.93 77.78 76.28
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 50 1.82 20.16 88.00 86.08
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) 46 1.20 15.70 45.65 76.07
整形外科の手術は、人工関節置換術の症例や大腿骨骨折に対する観血的手術が多くなっております。
また、脊椎に関する手術も約150症例行われており、令和2年度の高度先進関節脊椎センター開設以降、増加傾向にあります。
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総合診療科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 11 1.91 3.45 0.00 73.73
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 - - - - -
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -
総合診療科の手術は、経皮的冠動脈形成術が最も多くなっております。次いで、経皮的冠動脈ステント留置術が多くなっております。
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脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 26 0.62 8.62 26.92 81.27
K178-4 経皮的脳血栓回収術 10 0.00 20.50 50.00 82.70
K6092 動脈血栓内膜摘出術 内頸動脈 - - - - -
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
K1742 水頭症手術 シャント手術 - - - - -
脳神経外科の手術は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が最も多くなっております。
当院では、高齢者の主幹動脈閉塞疾患患者が多く、内頸動脈の狭窄に対する動脈血栓内膜摘出術を実施し、脳梗塞の予防にも取り組んでおります。
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泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 47 1.00 4.09 0.00 76.79
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 47 1.45 2.19 2.13 60.60
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 15 1.00 3.07 0.00 75.27
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 13 0.15 3.77 0.00 63.62
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの - - - - -
泌尿器科の手術は、膀胱悪性腫瘍に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術(電解質溶液利用のもの)、上部尿路結石症への経尿道的尿路結石除去術、前立腺肥大症に対する経尿道的レーザー前立腺切除術(HoLEP)の症例数が多くなっています。
経尿道的尿管ステント留置術、末期腎不全患者への内シャント造設術も行っております。
また、良性疾患だけでなく悪性腫瘍の手術も幅広く対応しており、腎悪性腫瘍や腎盂・尿管悪性腫瘍に対する腹腔鏡下腎尿管悪性腫瘍手術も積極的に行っております。
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その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 17 0.57
異なる 10 0.33
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 16 0.54
異なる - -
上記の指標は、下記の説明の疾患の発生数と割合を記載しております。
入院契機と同一の場合は、入院時から発生していたもの、異なる場合は入院後に発生したものとなります。
播種性血管内凝固とは、主に重症の感染症に続発する臓器障害の1つです。播種性血管内凝固が重症化すると様々な臓器が障害を受け、多臓器障害・多臓器不全となり、生命に関わる可能性があります。治療は薬物療法を行いますが、何よりも基礎となっている感染症の治療と改善が必要です。
敗血症とは、様々な感染症が重症化し全身に影響を及ぼすようになった状態です。重症化しますと、血圧低下を来たし、様々な臓器障害を引き起こし、生命に関わります。症状に応じて治療を行いますが、播種性血管内凝固と同様に、何よりも基礎になっている感染症の治療と改善が必要です。
真菌感染症とは、人体に対して病原性の弱い病原菌が、人体の免疫力が低下した時に感染を来す場合をいいます。
当院では、カンジダ症の症例があります。
手術・処置等の合併症で最も多いのは透析シャントの閉塞や狭窄です。その他医原性気胸やペースメーカー植込み後の感染症などがあります。
こうした合併症は少なからず発生することがあり、手技の実施前には丁寧な説明を心掛けております。
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リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
820 768 93.66
肺血栓塞栓症とは、エコノミークラス症候群ともいわれ、血の塊(血栓)が肺動脈に詰まる病気で、命に関わることもあります。
大きな手術後やベッド上安静を長くしている場合に発症しやすいとされており、予防には血液凝固を抑える薬剤を使用したり、弾性ストッキングを着用することがあります。
上記の指標は、リスクの程度が一定以上ある手術の前後に予防対策がなされた割合を表しています。
手術前後の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながると考えられております。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1034 892 86.27
血液培養は、血液採取量が増えることにより診断精度が高まり、1セットでの精度は約70%、2セットになると90%以上と言われております。
1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
335 293 87.46
広域スペクトル抗菌薬とは、広い範囲の菌に効果がある抗菌薬のことをいいます。
適切な抗菌薬選択には、感染症の正確な診断が重要で、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
不適切な抗菌薬の使用で、抗菌薬耐性菌が発生し、感染症の重症化や流行のリスクが高まるため、
当院では、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を設置し、多職種による抗菌薬の適正使用推進活動を行っております。
更新履歴
令和6年9月20日
公開
令和6年9月30日
病院指標「診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)」の平均在院日数(全国)を更新